記事の要点: 新村オンダリフトボディは体重全体を減らす施術ではなく、特定部位の皮下脂肪の厚みと皮膚表面のたるみを整えることを目的とした施術です。 体重・内臓脂肪・皮下脂肪・セルライトはそれぞれ異なる問題のため、自分が改善したい悩みがどれに当たるかを確認してから施術を検討することが大切です。
オンダリフトボディはダイエットとどう違う?
オンダリフトボディはダイエットと異なり、体重そのものを減らすことを目的とした施術ではありません。体重は体内の水分・筋肉・骨・全身の脂肪が合わさった数値であり、食事内容や活動量、水分状態によっても変動します。
お腹が出て見える原因も一つとは限りません。皮膚のすぐ下でつまめる皮下脂肪が厚い場合もあれば、腹腔内側の内臓脂肪の割合が大きい場合もあり、体重が落ちた後に皮膚がゆるんだり、線維性組織と脂肪が絡み合ってセルライトが目立って見えるケースもあります。
オンダは2.45GHzのマイクロ波(極超短波)を使用し、選択した部位の組織に熱エネルギーを伝える施術です。ハンドピースの冷却機能が施術中の皮膚表面の熱負担を抑え、ハンドピースの種類によって皮下脂肪や線維性組織を含む目標範囲を調整できますが、このエネルギーが腹腔内の内臓脂肪を減らしたり、全身の代謝の問題を改善するものではありません。
体重減少が主な目的なら何を優先すべき?
体重減少そのものが目的であれば、食事管理と運動、必要に応じた医学的な肥満管理が基本となります。オンダリフトボディはこうした基本的な体重管理を代替するものではなく、あくまで補助的な選択肢として検討されるものです。
食事管理や運動を継続しているにもかかわらず、特定の部位に手でつまめる脂肪や皮膚表面の凹凸が残っている場合に、バディオンダを選択肢の一つとして検討できます。
つまり、全身の体重や代謝の改善が目標なのか、体重管理を続けたうえで残る部分的な皮下脂肪や皮膚のたるみを整えることが目標なのかによって、必要なアプローチは異なります。
オンダリフトボディの効果を裏付ける研究データはある?
2023年に発表された研究では、コロンビアの成人35名(女性32名、男性3名、平均年齢47.5歳)を対象にボディマイクロ波治療を実施し、記録を分析しています。腹部・背中・太もも・腕など治療部位は参加者ごとに異なり、全員が3回の施術を受けました。
研究チームは体重や腹囲だけでなく、キャリパーで皮膚と皮下脂肪を一緒につまんで測定する皮膚皺襞(しわ)厚も測定しました。上腹部の皮膚皺襞は平均27.18mmから19.89mmへ、腹部は31.19mmから21.63mmへ減少し、腸骨稜(脇腹の骨盤骨付近)も37.38mmから26.81mmへ低下したと報告されています。
同期間で参加者の平均体重は66.58kgから63.69kgへ減少しましたが、この数値をオンダリフトによる体重減少の根拠と解釈するのは難しいとされています。体脂肪・筋肉・水分を分けて測定する体成分測定は実施されておらず、皮膚皺襞の測定も皮膚と皮下脂肪をまとめてつまんだ値であるため、内臓脂肪の変化を示すものではないためです。
結局この研究が示す要点は、体重減少効果そのものよりも、複数の部位で局所的な厚みが施術前より減少したという点にあります。
部位によって施術計画はどう変わる?
お腹・腕・太ももは脂肪の厚み、皮膚の硬さ、セルライトやたるみの程度がそれぞれ異なります。同じお腹の中でも上腹部・下腹部・脇腹では、手でつまめる厚みや凹凸の方向が異なる場合があります。
そのため施術前には、どの部位がどの程度つまめるか、脂肪・セルライト・皮膚のたるみのうちどれの比重が大きいかを確認することが重要です。手で十分につまめる皮下脂肪が主な悩みであれば、局所的な厚みを減らす方向を優先的に検討できます。
反対に、お腹が出て見えてもつまめる層が薄く、内臓脂肪の比重が疑われる場合は、ボディ施術よりも体重や代謝の健康を扱う診療を先に検討したほうがよい可能性があります。体重減少後に皮膚のたるみがより目立つ場合は、脂肪量を減らすことだけでなく、ハリを目標とした別の施術を併用する必要が生じることもあります。
施術回数やエネルギー設定を最初から固定するのは避けるべきです。回数の間に同じ部位の厚みや皮膚の敏感さ、赤みや熱感、最近の体重変化を再確認しながら、次回の範囲や設定を調整していくことがより重要です。
よくある質問
オンダリフトボディを受ければ体重が減りますか?
オンダリフトボディは全身の体重を減らす施術ではなく、選択した部位の皮下脂肪の厚みや皮膚表面のたるみを整えることを目的としています。体重減少が主な目的であれば、食事管理や運動、必要に応じた医学的な肥満管理が基本となります。
内臓脂肪にも効果がありますか?
オンダのマイクロ波エネルギーは選択した部位の皮下組織に熱を伝える施術であり、腹腔内側の内臓脂肪を減らすことは期待できません。内臓脂肪の比重が高いと考えられる場合は、体重や代謝の健康を扱う診療を先に検討することが望ましい場合があります。
何回くらい施術を受ける必要がありますか?
施術回数は部位の脂肪の厚みや皮膚の状態によって個人差があり、最初から固定するのではなく、回ごとに厚みや皮膚の反応、体重変化を確認しながら調整することが重要です。
セルライトにも効果が期待できますか?
セルライトは線維性組織と脂肪が絡み合って生じるもので、皮下脂肪とは異なる特徴を持ちます。施術前に脂肪・セルライト・皮膚のたるみのうちどれが主な悩みかを確認したうえで、目標範囲や設定を検討することが大切です。
体重を減らした後でもオンダリフトボディを受けられますか?
体重減少後に部分的な皮下脂肪や皮膚のたるみが残っている場合は、選択肢の一つとして検討できます。ただしたるみが目立つ場合は、脂肪量を減らす施術だけでなくハリを目標とした施術と併用が必要になることもあります。